Chonnabot

コンケン市内より約60キロ。2号線を南下した東側に曲がるとチョンナボット。
ここはタイシルクの産地。有名なのは横絣のマットミー。柄も色も伝統的なものが中心ですがやはり日本人の私としては同系色とか植物染料のものに惹かれます。
街道にはシルクの布や製品化したものを販売する店が何十軒もあります。どこも似たり寄ったりです。街道の裏の民家では住民が機織をしています。基本的には機織は女性の仕事らしいのですが男の人もやってます。その場合の多くはおかまさんです。実際多い。何人も知っています。メゾンドヒミコみたいに老齢なおかまさんも。

サラマイタイ
専門学校付属のシルクの研究振興のセンター。

+ここは結構高級志向の店でした。コンサバな感じ。

似たような商品構成で布と布製品を売っている。ほとんどが横絣の細かい柄の手織り絹を売る店だ。布は4メートルスーツ1着分としてか2メートルシャツ1着分で売られる場合が多い。切り売りもしている。布製品は被服、バッグなどの洋品小物+その他の工芸品という感じだ。被服は女性ものはかなりフォーマルなスーツやジャケットで大抵が裏打ちをされ仕立てられているので堅い感じだ。コンサバだがファッション性はあまりなく購買層は年配になる。若年層には絹のシャツがあるが型のカットが大きく袖も太く古くさい印象がする。まれにファッションを追求した店もあるがカジュアル化がメインの欧米のファッション志向とは異なる。メンズはこれもフォーマルに着用できる全面裏打ちされた布のシャツジャケットだ。これはノーネクタイで長めの半袖なのでこの国ではかなりフォーマルな場面で活用されている。しかし若者には敬遠されている。おっさん臭いから。そして若手の演歌歌手もこの手のシャツジャケットを着る傾向がある。その場合は色柄が非日常的にかわる。